お肌のくすみが肝臓のケアで!ポッコリお腹もスッキリです。

ふと鏡を見ると、顔がどんよりくすんでいる・・・?
何となく顔色も悪いし、化粧のノリも今ひとつ。
やはり肌がくすんでいるのかな?

肌のくすみ

肌の透明感が失われた“状態”のことを「肌のくすみ」というそうですが、はっきりとした定義はないそうです。

紫外線を浴びる量や洗顔方法、睡眠状態など、生活習慣によるものが大きいそうです。血行不良、乾燥、メラニンなどがその原因として考えられています。

血行不良によるくすみは疲れやストレス、運動不足、冷えなどが原因。血液の流れが滞り肌に充分な栄養が届かなかったり、毛細血管が青く目立って顔色が悪く感じたりと、どんよりとした感じのくすみです。

乾燥が原因の場合は、湿度の低下や洗顔のしすぎによる肌の乾燥や、キメの乱れ、ハリの低下からできる影によってくすんで見えます。
お肌が乾燥すると外的からの刺激が肌に入りやすくなります。

紫外線や摩擦で刺激すると、肌は自らを守るためメラニンを作り、日焼けのような薄い褐色になります。その大量のメラニンが排出されず、色素が沈着してくすんで見えます。

美容と肝臓の関係

肝臓をケアすることで、肌のくすみがスッキリします。
同時にポッコリのおなかも・・・

肝臓と言えば、お酒は良くない!といわれていますが、肝臓の機能を弱らせるのはアルコールだけではありません。
お酒を飲まない人でも、偏った食事や生活習慣の乱れが肝臓疲労の原因になります。

体のだるさが抜けない、気力の衰えを感じる・・・等々 肌のトラブルとなって現れることもあります。
肝臓をケアすることで、体のトラブルを克服しましょう♫

肝臓の役割

肝臓は、栄養の分解・合成・貯蔵・毒素の解毒など、代謝の中枢を担う体の化学工場。成人で約1,300gもある体の中で最も大きな臓器です。
体の半分ほどの血液が、動脈、静脈、門脈という3つの血管を通って、
肝臓に出入りしています。



肝臓は働き者で、常に500種類以上もの仕事を黙々とこなしているといわれ、中でも重要なのが「代謝」消化器官から取り込まれた栄養を体の各器官が必要とする形に分解したり、エネルギーとして作り替えたりしています。

また、脳のエネルギー源となるブドウ糖(グルコース)を、必要なときに素早く供給できるように「貯蓄」しておくことも、肝臓の大切な仕事です。

他にも、アルコールやアンモニア、薬剤などの有害物質を「解毒」したり、コレステロールと胆汁酸から「胆汁を生成」したり・・・と、
とにかく働きずくめ。

また、肝臓にはもともと “L-システイン” というアミノ酸が含まれていて、それが肌の美しさのカギを握るとも言われています。

L-システインは、肝臓内の解毒・再生にかかわる酵素を活性させ、その働きが弱まると、体内の不要な物質が解毒されず、皮膚の新陳代謝が滞ってしまうそうです。

肝臓の機能が弱まると、肌にメラニンが停滞しやすくなり、シミやソバカス、くすみといったトラブルが現れやすくなると。

 

また、肝臓のエネルギーが低下するとホルモンバランスがくずれ、これも肌のコンディションを低下させる原因のひとつのようです。
※九段クリニック理事長 阿部博幸先生より

◎健康な肝臓は、美肌を維持するために必要なんですね♫

日常的にできる肝臓ケアの方法

お酒を飲まない人でも脂肪肝や肝炎になるケースが増えています。
非動物性脂肪の取りすぎなどが原因による、いわゆるメタボリックシンドローム。タンパク質やビタミン類など、体に必要な栄養素の不足から脂肪肝になる場合もあります。

一方、ダイエットを気にする女性は脂肪分をとらない傾向があり、それもよくないようで、便秘や肌荒れの原因にもなります。

肝臓をスムーズに機能させるには、まずバランスのよい食事を心がけること❣
さらに適度な運動、質のいい睡眠、リラックスすることも肝臓の働きをアップさせる大切な要素なんですよ。

●質のいい睡眠で肝臓の解毒力をアップ!
手足の筋肉が休んでいる間も肝臓は盛んに働いています。
ぐっすりと眠った朝は疲れが取れるのは、肝臓がすべて解毒してくれているから。

●タンパク質、野菜、良質の油をバランスよく摂る!
肝臓にたまった脂肪を排出するにはタンパク質が必要です。
補酵素として働くビタミン類、オメガ3やオリーブ油などの不飽和脂肪酸も不可欠。

●ウォーキングなど運動習慣を身につける!
1日1万歩が一つの指標。いつもより5cm歩幅を広げて歩くと、インナーマッスルが使われて効率よく内臓脂肪が取れます。

●入浴で体を温めて、心身とともに肝臓疲労もオフ!
交感神経が緊張していると、肝臓へ流れる血液の量が減ります。体を温めて血流を促し、リラックスすると、肝臓の働きもアップ。

肝臓の健康度チェック!

肝臓は、かなり悪化しないと自覚症状がでません。そのため、正確な肝臓の健康度を知るためには血液検査が必要です。でも、ちょっとした体の変化からもわかることがありますよ

血液検査では、肝臓で作られる免疫物質のアルブミン、AST、ALTといった酵素、胆汁の主な成分のビリルビンなどの数値に異常がないかを見ます。

◎自分でチェック!
肝臓の疲れが原因で体や肌に不調が起こることも多いので、日頃からチョッとした変化を見逃さないようにすることが大切です。

□ 以前よりお酒が弱くなった
□ 食欲が出ない
□ なんとなくだるい
□ 気力がない
□ 肌にツヤがない
□ 化粧のノリが悪い
□ お腹が張る
□ 手のひらが赤い
□ 肌の色が黄色っぽい

アルコールが弱くなったと感じるのは、肝臓の分解能力の低下を示唆。
そのほかの項目も、肝臓の疲れが原因になりやすいです。
「お腹が張る」以下は、肝炎や肝硬変などかなり深刻な状態です!

まずは、肝臓の様子をチェック‼